「なんでそんなことするの!」はこう言うとOK!
「なんでそんなことするの!」
と感情的に叱っていませんか?
もし言ってしまっていたら
今すぐやめましょう!
そしてこう言ってみてください。
「これはやめようね。
代わりにこれをやって」
やってほしくないことから
すぐに取りかかれる
できたら目で見てわかることへ
シフトチェンジするのです。
「なんでそんなことするの!」
から
「これはやめようね。
代わりにこれをやって」
にシフトチェンジすることで
お子さんが
「してはいけないこと」を
耳ではなく目で理解できます。
混乱が減って心が落ち着きます。
ママは
「してほしくない」ことが
減ってくるので
確実にイライラが減ります。
周りの大人にも
「こう注意するといいんだ」と
理解してもらえます。
家庭内も落ち着いて
一石三(四?)鳥です。
小児科の先生に
注意の仕方について
教えていただいたことがあります。
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「なんでそんなことするの!」
このセリフは一般のお子さんは
「『やめなさい』と言われてるんだ」
とわかるかもしれません。
しかし
特にADHDのお子さんは
理由をきかれていると
思ってしまうのです。
お子さんは
「なぜ自分がそんなことを
しているか?」なんて
わからないんですよね。
したいからしている。
大人が
貧乏ゆすりをしたり
髪をいじったりしているとき
理由を聞かれても
説明できないですよね。
それと同じです。
「やめなさい」と叱られても
一般のお子さんなら
サッと逃げ出して
逃げた先で
次の遊びを考えられますが
何をしたらいいのか
混乱してしまうんです。
だから
「次にこれをしよう」と
すり替えてあげるといいですよ。
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私自身
「してほしくない」行動に
イライラしていました。
仕事から帰ってきて
バタバタしているときに
余計な仕事を増やされて
イライラしてしまって
毎日毎日
「なんでこんなことするの!」
のオンパレードで
つい子供をきつく叱って
パパはきつい口調で注意して
長くダラダラと説教をするので
子供は混乱して理解できないまま
「ごめんなさい」と言って
「僕はダメだから」と落ち込む。
私は
「またやっちゃった…」と
自己嫌悪の繰り返しで
そんな毎日でした。
そこで
「これはやめようね。
代わりにこれをやって」
と言い換えていくと
子供は「はーい」と
いとも簡単に
切り替えられるようになり
(拍子抜けするくらい!)
パパも叱りつける前に
「こうしたら?」と
言ってくれるようになり
私のイライラも減って
家の中が穏やかになりました。
もしあなたが
お子さんに注意するときに
「なんでそんなことするの!」
とつい感情的に言ってしまい
あなたもお子さんも
傷ついているなら
ぜひやってみてください。
リビングでボールを投げて
扇風機を倒したり
テレビに当たったりして
困ったときは…
「リビングでボール投げはやめてね。
代わりに廊下で転がしていいよ」
布団やカーペットの上で
鉛筆を削って
削りカスが散らかったら…
「鉛筆は床で削らないでね。
テーブルの上でやってね」
何か飲んでいるときに
テレビに注意が逸れて
こぼしてしまったら…
「今はテレビを見ないで
この雑巾で拭いてね」
(とママでテレビを遮ったり)
「なんでそんなことするの!」
ぜひ今日から
「これはやめようね。
代わりにこれをやって」
に変えてみてください。
お子さんのことを
大切に思うあなたなら
必ずできますよ!