「不登校は学校のせい…?」モンペ化しない親の対処法はとにかく「ありがとう」!
「子供が不登校なのは
学校のせい!?」
担任の先生や学校に対して
感じている悩みを
理解してもらおうと思ったら
厳しいことを言いますが
まずあなたが学校の先生に
「ありがとうございます」と
言いつづけてください。
安心してください。
学校の先生は
あなたのお子さんのことを
確実に心配して
大事にしてくださっています。
だから先生に
「ありがとうございます」
と感謝の言葉を伝えましょう。
「学校はわかってくれない!」
こんな気持ちのまま
学校と話し合いをしても
学校に対して文句を言うだけの
モンスターペアレント(モンペ)と
思われるだけです。
学校の先生のことを悪く思うと
必ずお子さんやご家族に伝わります。
お子さんはますます
学校に不信感がつのります。
お子さんと学校のつながりが
健康な状態ではなくなって、
お子さんと先生や学校
お友達やその親御さんとの関係も
複雑になります。
問題が複雑になればなるほど
解決に時間も労力もかかります。
気持ちを切り替えて
「ありがとう!」
と学校の先生に伝えましょう。
必ず先生の対応が
いい方向に変わります。
あなたがモンペ化しません!
「むしろ、家族より
わかってくれてるんじゃない?」
そう思えるくらい
お子さんとあなたに
親身になってくださいます。
お子さんが担任の先生や学校に
気持ちを許せるようになります。
周りのお友達ともママとも
いい関係が保てます。
決して私は
学校のやり方に歩み寄って
「学校の言うとおりにして!」
と言いたいのではありません。
学校の対応に
不満があることはわかります!
「学校はうちの子を
ちゃんとわかってくれない」
「うちの子に合った
支援をしてくれない」
そう思う気持ち、わかります。
私も自分の子供が不登校のとき
そう感じました。
私の子供は
感音性難聴の特性があり
「特別な支援が必要で
特別支援学級が望ましい」と
お医者さんに診断されたにも関わらず
支援学級に入れませんでした。
「今支援学級にいるお子さんと
合わないだろう」
という理由でした。
それから、子供は
学校へ通えなくなりました。
「支援が後手後手になったから
行けなくなったんじゃないか?」
私は学校や担任の先生に
不信感と怒りでいっぱいでした。
けれど
学校の先生も
大きな組織の一員であり
しかもコロナ禍で
環境が大きく変わった中
学校は
慢性的な人手不足です。
そのために…
先生はおひとりで
何十人ものお子さんを
ひっぱっていかれるのです。
教室では
お子さんたちは
担任の先生のペースに
合わせなければなりません。
お子さんのペースと
教室でのペースが合わないだけで
どちらかが悪いことじゃないんです。
ちょっと立場は違いますが、
私が以前
特性や障害のある
未就学児さんが通う
発達支援センターで
作業療法士(OT )として
働いていたときのことです。
食事の支援が
大変なお子さんがいました。
就学に向けて
そのお子さんのママが
「みんなと給食を食べてほしい」
と希望されたんですね。
そこで
療育の給食の時間に
食堂で練習をしていたら
(時間が決められてて、
他の時間にはできないんです)
上司から
「他のお子さんや親が
気になるからやめるように」
と言われたんです。
言われたときは
腑に落ちないまま
そのママと相談して
食事の訓練をやめました。
しばらくすると
ママは頑張ったけど
お子さんは食べられなくなり
「やっぱり食事の練習をしてほしい」
とご希望があったので
別室で食事練習を再開した
ということがありました。
このときのことを振り返ると
ママの気持ちも
上司の言いたいことも
どちらの気持ちもわかるんです。
確かに
注意が逸れやすいお子さんだと
気になって
食事に集中できませんよね。
他の親御さんから見ると
訓練の時間は同じでも
毎回目に入ると
「うちの子には手をかけないで
あの子ばっかり熱心にやって…」
と思われる。
職員としては、
どのお子さんも大切ですし、
それぞれの特性や障害を踏まえて
大切に訓練させて
いただいているのですが
専門的な関わりと周囲との
やり方やバランスは大切です!
それに
お子さんやママが
白い目で見られたら
余計に辛いんです。
通えなくなるんです。
それは、私たち職員も辛い。
先程のママは
はじめは困り果てていたし
不満もあったと思いますが
折に触れて
「ありがとうございます」と
笑顔でおっしゃいました。
他のママさんやお子さんとも
いい関係が保てていたんです。
私たちもとても嬉しかったです。
「ありがとう」と言われると
「何かお役に立てることはないかな?」
と調子に乗って
どんどんお役に立ちたくなります笑
今、あなたが
お子さんの不登校で
「学校や担任の先生が原因だ」
そう思っているのなら
心を鬼にして笑
先生にとにかく
「ありがとうございます」
を連呼してみてください。
学校への不信感で
いっぱいでしたが、
先生が何かおっしゃったとき
とりあえず
「ありがとうございます」と
伝え続けていたら
子供と私は
考え方が変わりました。
「〇〇小学校1年2組
担任の先生は〇〇先生
だけど小学校に毎日通わない
わからないときは
担任の先生に相談!」
というスタンスです。
担任の先生との関係が
とても良くなりました。
そのあとわかったのですが
教室には
私の子供の他に
支援が必要なお子さんが
何人もいました。
担任の先生が
私の子供のことを
友達に忘れられないように
毎日折に触れて
みんなの前で子供の名前を
出してくださっていることがわかりました。
子供の特性と
学校で許されることのあいだで
目に見えるようにも
目に見えないところでも
先生はできるかぎりの
支援をしてくださいます。
「ありがとうございます」
と伝えつづけると
担任の先生や他の先生方も
子供に対して
熱心に
関わってくださるように
なりました。
私の不安も学校への不信感も
減っていきました。
あなたがモンペ化しないで
学校とうまくやっていく
最短の方法はただひとつです!
すごく勇気がいるかも
しれませんが、
今度、先生とお話するときは
開口一番に
「ありがとうございます」
と伝えてみてください。
絶対にいい方向へ
変わっていきますよ!
あなたとお子さんの
笑顔を応援しています。